旅する食堂列車『52席の至福』体験レビュー
8月の夏休みに西武鉄道が提供している食堂列車、『52席の至福』を体験してきました。
秩父~西武新宿間の約2時間半の電車旅。乗り物酔いしやすい私でも酔うことなく楽しめた、大人の食堂列車旅をレポートします。
・食堂列車に興味がある人
・ちょっと変わった記念日や特別な日を過ごしてみたい人
・素敵な空間で美味しいお料理を堪能したい人
旅するレストラン『52席の至福』とは
旅するレストラン『52席の至福』とは、西武鉄道が提供している食堂列車で、レストランのような内装になっている電車に乗りながら、車窓とともに素敵なお食事が楽しめるサービスです。
いくつか区間があるようですが、私たちは秩父駅~西武新宿駅の区間を走る列車を予約しました。16時に秩父を出発して、西武新宿に18時半ごろに到着。4両の列車でディナー定員は52名。人気の時期はすぐに満席になってしまうようなので、気になる方は早めのチェックがおすすめです。
列車のデザインはなんと、あの超有名建築家、隈研吾さん!普通の列車とは違うデザインの列車がホームに近づいてくるのが見えて乗る前からわくわく♪到着するとスタッフの方が乗車口に赤いレッドカーペットを引いてくださる演出もあり、特別な時間が始まる感がたまらなかったです。
食事メニュー
運行する沿線の駅でとれる食材が使われたお料理になっています。
季節ごとにシェフもメニューも違うので、季節違いで乗って楽しめるのもいいところ。
4つのマークがアイコニック♡
私たちが乗車した時はこちらのメニューでした。
・アミューズ:「52席の至福」から季節の一皿(マスカット・雑穀米・イカの燻製)
・スープ :秩父産キノコとモリーユ茸と埼玉県産ケールのクリームスープ
・魚料理 :プロヴァンス風イカの詰め物 スパイシートマトソース
・メイン :牛ほほ肉の秩父の赤ワイン煮込み
・デザート :タタン風リンゴのタルトと埼玉県産ミルクアイスクリーム
・お飲み物 :よこぜのおいしい紅茶
1番を選べないくらい、どれもたまらなくおいしかった。。。
スープは濃厚で暑い夏でも身に染みる。(車内が涼しかったのでちょうどよかった)
魚料理のイカは味もさることながら見た目もとってもキュート。
メインの牛ほほ肉はほろほろ。
この後いただたリンゴのタルトもお上品な甘さでした。
夫も私もお酒は強くなくあまり飲めないのですが、ドリンクメニューに濃厚なリンゴジュースや埼玉名物の狭山茶があったりして、お酒が飲めない二人でも楽しめました。
(隣のお客様はお酒がお好きだったようで、ぐびぐび美味しそうに飲まれてました。
素敵な列車から車窓を眺めながらの美味しいお食事タイム。お酒も進みますよね~)
ほかにも魅力が満載
列車の内装が本当に素敵
隈研吾さんが携わられただけあって、電車ながら内装が本当に素敵。号車によって違うデザインの内装で私たちが乗った4号車は木のぬくもりと光の温かさを感じられる、素敵なデザインでした。夏のディナーコースは明るい時間帯、夕暮れ、夜の時間、すべての時間帯の様子を楽しむことができて本当におすすめです!
特に私のおすすめは夕暮れ時。この日は晴れていて、テーブル上の温かい光も相まって、本当に素敵でした。。。
フルートの生演奏が楽しめる
旅の中盤から、フルーティストの生演奏を聴きながらお食事を楽しむことができます。
ジブリやディズニーなどの昔ながらの曲から最近の曲まで、夏にぴったりの選曲で、
でもフルートなのでお上品で。この生演奏が大人の旅にさらに格上げしている・・・!という感じでした。
1人1セットお土産がもらえる
自家製ドレッシングと、七味のセットが1人1セットもらえます。
(4人家族で来られていた方は4セットもらっていました)
我が家も2セットもらい、1セット私の実家にプレゼントしました。
サービスもお食事も大満足な夏の旅になりました♡
1人18,000円と、お値段は可愛くはないので、特別な日や贅沢したい日におすすめです。
4,おまけ(秩父での過ごし方)
電車の出発地が秩父なので、まず秩父に行く必要があります。
せっかく行くなら秩父も楽しもう!ということで秩父も少し散策したので、
私たちが秩父でどのように過ごしたのかもご紹介します。
夏のとんでもなく暑い日だったので、省エネ旅でしたが、電車と徒歩で行ける範囲で秩父も楽しみました。
余談↓
本当はゴールデンウィークにオーストラリア メルボルンの食堂列車に乗る予定だったのですが、体調を崩してしまって乗れなかったので今回は国内での食堂列車リベンジでした。
メルボルンの食堂列車も素敵そうだったので、ご興味ある方はぜひ見てみてください。
The Q Train ダイニング